学校に行きたがらない子どもに対して、親は休ませるのが最善なのか

学校に行きたくない 思うこと

こんにちは、はるです。ブログに来て下さってありがとうございます。

私には小3になる娘がいます。彼女は、小学校に入学してから毎年、年度初めからしばらくは「学校に行きたくない」と行き渋っています。今年度も、これまでと同じように「学校に行きたくない」が発動しています。

「学校に行きたくない」と子どもが言ってきたとき、親はどう返すのがいいんだろう。
そう思ってネットで調べたこともありました。今でも時々検索してしまいます。
そこから、私が今はどう対応しているか、というのをお伝えしていきたいと思います。

私と同じように、学校に行きたがらないお子さんのことで悩まれる方の参考になれば嬉しいです。

「行きたくない理由」うちの娘の場合

学校の給食

うちの娘の場合、行きたくない理由はこちら↓

・苦手な授業があるから
・給食が苦手なメニューだから
・そもそも集団生活が得意ではないから

この3つのようです。
特に給食は牛乳が苦手なので、毎日・・・(笑)
授業は体育や算数、社会に苦手意識を持っている様子。
そして集団生活については、人が多いところが苦手なようで、集団生活は小学校の間だけでなく、この先も長くついて回るであろう問題なので、まだまだ娘も苦労しそうです。

「行きたくないなら休ませるのがいい」って本当?

学校に行きたがらない子ども

ネットで検索して、学校に行きたがらない子どもに対して取る親の対応としてよく見かけるのが、「子どもが学校に行きたがらないなら無理に行かせなくていい。休ませましょう」というもの。

あまりにもそういう意見が多かったので、休ませた方がいいのかなと思い、「じゃあ今日だけね」と休ませたこともありました。

試しに一日休ませてみたけれど

休ませたその日は、給食にとても苦手なメニューがあるということで、いつものように行きたがらず、それじゃあ今日だけ休んでもいいよ、と休ませたのでした。

ただ、その日休めばそれですむかというとそうではありません。そのメニューは割とよく給食に出るものだし、休むことは解決にはつながらない。たまのガス抜きとして休むのはありかもしれないけど、「行きたくないなら、じゃあ行く気になるまで休もう」とは、私はどうしても思うことができませんでした。

それからは、私が娘と朝一緒に学校まで登校して、娘も何とか頑張って学校に行けています。

ネットで発言する人たちは、わが子の「もしも」に責任を取れない

そうして色々試行錯誤して気が付いたのですが、ネットで発言する人たちは、最悪の事態を想定した上でのアドバイスをしています。

「子どもが学校に行きたがらないのなら、休ませましょう」

というのは、本当に心が壊れてもうどうしようもなくなったぐらいの子どもに対しての、親の対応だと思うのです。

「学校に行きたくない」という子どもの状態も、子どもによって程度の差がありますよね。

どんな子どもに対しても、「学校に行きたがらなくても、将来を見据えて行かせるのがよい」と答えたとして、その子どもが鬱病のような精神疾患を患ってしまったとしても、その人はその責任を取ることはできません。万が一の事態に陥らないように、ネットで発言する人たちは責任を取らなくても済む方法を提案しているにすぎないのです。

学校から帰ってきたときの子どもの様子も、併せて考えてみよう

子どもの家での様子

我が家の娘の場合、朝は行き渋って機嫌もよくないですが、学校から帰ってくるとケロッとして、ニコニコしています。週末はクラスの友達と遊んだりもしていて、「朝の不機嫌はなんだったんだろう」と思うほどです。

帰ってきてからはケロッとしているし、家でもお絵描きや読書、テレビやゲームなどリラックスして過ごしているところを見ると、親としては娘の行き渋りをあまり深刻に考えすぎない方がいいのかも、と思うのです。

そのことについては、よしもとばななさんの「Q人生って?」でも同じようなことが書かれています。

 …もし自分がものすごく困った状態にあったら、と考えると、内心では身悶えするほど心配してくれているとしても、いつも通りの家庭があるほうが嬉しい。
 …あまり心配を外に垂れ流さないで、心のうちにぐっととどめておいて普段通りにふるまうのが、いちばんいいのではないだろうか。

それに、毎年年度初めから夏休みぐらいまでは行き渋りが続くけれど、次第に「行きたくない」と口にすることも減って、1年生や2年生の年度末にはニコニコして学校に行けていたので、今回も大丈夫だろう、と思えるから、私の場合は深刻に考えすぎないですんでいるんだと思います。

大人の私だって、仕事に向かう時に「今日は行きたくないなぁ」という気分のときがあります。でも、行ってみればよかったことや楽しかったことがあるときもある。休まずに行ってよかったなって思う。そういうことを繰り返して、タフになっていくように思います。

親は深刻に受け止めすぎずに、いつも通り振る舞うのが良い

子どもが暗い顔をしていると、ついつい親は不安になってそれを取り除いてあげたいな、と思ってしまいがちです。子どもの方から話してきたら、寄り添って話を聞いてあげることは大切ですが、一緒に落ち込んでしまったり、子どもの悩みを自分のことのように悩んでしまうと、家全体が暗くなってしまいます。

学校に行くことについて、気が向かないことがあるかもしれないけど、行ってみれば思っていたよりも大変ではないことの方が多いし、帰ってきたら楽しく過ごせた方がストレスの発散にもなります。

「家では楽しく過ごせるし、温かく受け止めてくれる人がいる」子どもたちがそう思えることが、外でがんばろうとするエネルギーに繋がっていくと思います。そういう環境を作るのが親なのではないでしょうか。

学校に行くことのメリット

学校に頑張って行くことで、必ずしも大人になってよい人生を歩けるかというとそうではないし、学校で教わることが全てではありません。学校に行かなくても、何とかなるというのももっともだと思います。ただ、「なんとかなる」としても、その道は決して平たんな道ではないと思うのです。

私自身も、大学になじめず休学して、最終的には退学した経験があります。その後、再受験してもう一度違う大学に入りなおしたのですが、あの時あのまま最初の大学に行けて卒業していたら、と思うことがないわけではありません。

多くの人ができていることが自分にもできていたら、あんなに苦労することもなかったかもしれない。
選べなかった道を選んだことでどうなっていたかはわからないけれど、しなくていい苦労があるならする必要はないと思います。

学校に行くことで、将来に対する選択肢は広がります。ちょっとやそっとのことで「学校に行きたがらないから気が済むまで休ませる」前に、一度よく考えた方がいいのではないでしょうか。

おわりに

私が、娘の「学校行きたくない」問題にぶち当たり、ネットで調べていて「嫌なら休ませた方がいい」という意見が圧倒的に多いことに疑問を持ち、今回我が家の場合を書いてみました。

たくさんの人がそう言っているから、そうするのが一番いいとは限りません。ネットで調べて情報を得るのはいいですが、その情報が本当に自分にあっているのか、よく考えて見極めることが大切ですね。

読んでくださってありがとうございました。

漫画として読むのはとても興味深く、参考になりました↓

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