こんにちは、はるです。
3人目がようやく1歳を過ぎたところで
4人目を妊娠していることがわかりました。
1歳を過ぎて、
夜勤(夜中の授乳)がなくなり
少し楽になったとはいえ、
今度はあちこち歩きだして
目が離せないし
こんな時につわりがきて
お腹が大きくなって・・・
なんて考えていたら
とてもじゃないけど
育てられないし私が病む
(すでにこの間病んだところ)。
色んな考えの人がいる世の中、
こんな風に書いたら
非難する人ももちろんいると思います。
そりゃそうですよね。
子どもが欲しくたって
できない人だっているんだから
もう少し配慮して
書くべきかもしれません。
でも、どれだけ配慮しても
人の受け取り方は様々。
どんなにこちらが配慮したとしても
誰かを傷つけてしまうことも
避けられない。
なので、
それについてはこれぐらいにして、
本題に入っていこうと思います。
このブログを読んで、
中絶を考えている人の
お役に立てるものがあれば幸いです。
避妊、失敗

明らかにあれがああなって
妊娠したんだろうな、
と思い当たることがありました。
最中につけていたゴムが、
なんと外れてしまったんです。
起きてしまったことは考えても仕方ないし、
わかるときが来るまで
あまり考えないようにしようと思い
その後も過ごしていました。
なぜアフターピルが欲しいと言わなかったの、あの時の私。

実は、その「失敗した」と思った日から3日以内に
産婦人科で低用量ピルをもらう予定をしていたので
このときに
「アフターピルをもらえばいい」ということが
しっかり頭の中にあれば
妊娠も防げた可能性がありました。
しかし、なぜかその時は
アフターピルをもらうということが
できなかったんですね。
今思うと、
あの時問診表のアフターピル希望のところに
〇(マル)したらよかったのに!
診察室で先生に伝えたらよかったのに!
とほんと悔やまれます。
ただ、その時は
「避妊に失敗したかも」ということが
言い出せなかったんですよね、なぜか。
妊娠しない可能性もあるし、と
思っていたところもあったと思う。
アフターピルはいくつか種類があるようで
おおよそ97%ぐらいの確率で
妊娠を阻止できるとのこと。
費用も1万円程度あればOK。
中絶となると妊娠初期でも
10万円程度。
今考えても
「バカだったなぁ、あの時の私」と
つくづく思います。
でも仕方ない。
これも教訓、自分の人生経験に必要な
経費だったんでしょうね。
フライングでも検査薬は陽性。

生理予定日を過ぎても
一向に生理にならず。
しかも体温が高い状態が続いていました。
夫も「これは・・・」と察していて
私も「妊娠は免れないよなぁ」と思いながら、
市販の妊娠検査薬が使える日まで待ちました。
一般的に
ドラッグストアなどで買える検査薬は
生理予定日の
1週間を過ぎてから使えるのですが、
生理予定日から5日めにして
「もうこれ以上待たなくても
陽性反応が出ちゃうだろうな」と思い
フライングで検査しました。
そしてすぐに、
はっきりくっきりと
「陽性」のラインに線が入りました。
夫は「おめでとう」と言ってくれて、
お腹に来てくれたからには
迎え入れる気持ちでいてくれたのですが
これからお腹の中で育てて
産む本人としては
とてもじゃないけど
「無理」という言葉しか浮かばず。
「中絶を前提に
産婦人科を探して受診したい」
と夫に伝えて、
市内で中絶を行っている産婦人科探しを
始めました。
始まるつわり

陽性が分かった時点では、
生理管理アプリによると
妊娠4~5週でした(多分)。
一般的には
妊娠6週ごろから
つわりがはじまるようですが
もともと何かと敏感な私。
生理予定日の少し前から
若干の胃もたれを感じ、
そしてお腹を下す日々。
3人目の時もそうでしたが、
私のつわりは
胃もたれ、ムカムカ、
気持ち悪さと下痢でした。
そして今回はひたすら「眠い」。
時間さえあれば眠っていました。
1人目2人目のときは
胃もたれ、吐き気がメインでしたが、
3人目から下痢が追加され、
そして4人目は眠気が追加されました。
つわりを経験したことがある方は
わかると思うのですが
本当につらいよね。
個人差あるとはいえ。
つわりいらないよなぁ。
つわりあってもなくても
産後の子育てに対する意識に
それほど影響ないと思う。
お腹がだんだん重くなってくるのだって
結構な試練だよね。
母は大変だよね。
中絶を考えた産婦人科選び

妊娠がわかってすぐに、
市内で
中絶を行っている産婦人科探しを
始めました。
というのも、
陽性判定が出たのが
8月初めだったので
なるべく早めに中絶するには
お盆休みに入る前に
最初の受診を済ませる必要がありました。
とはいえ、
近くならどこでもいいかというと
そうではなく。
評判も気になったし
費用や中絶手術の流れなども知りたい。
どんな人が手術してくれるのか、
医師のことも知りたい。
となると、
いくつか比較して
調べる必要がありました。
検索して気になった病院を
3つピックアップし、
その中で
・交通の便
・病院の方針
・院長のメッセージ
・中絶手術についての説明
・Googleの口コミ
これらをチェックして比較しました。
口コミも結構大切だけど、
そもそも産婦人科に限らず、
病院に対する口コミって
ネガティブなものが多いよな、
というのは
心療内科探しの時にも感じていたので
7~8割程度あてにして、
あとは病院のHPからの印象で
選びました。
私の中では
「中絶」って一般的には
良くない、ネガティブなイメージが強かったんですが
実際中絶を行っている産婦人科のHPを見てみると
そういう見方が多い世の中だからこそ
中絶を考えている人が産婦人科に行きやすいよう、
とても配慮して方針を書いている病院がほとんどでした。
「中絶を考える人にも
それぞれ様々な背景や事情がある」ということを
しっかり理解してくれているんだなっていうことが
よく伝わってきました。
幸か不幸かお盆休み突入

選んだ産婦人科で予約を取ろうとすると
WEB予約では1か月以上先しか予約できず。
ひとまず事情を話して
受診しなければと思い
電話で直接交渉へ。
事情を話すと、
予約がいっぱいなところへ
予約を入れてくれ、
なんとかお盆休みに入る前に
受診予約を入れることができました。
予約日は1週間後。
あまり早すぎても心拍が確認できないので
もう一度来てもらうことになってしまっても
費用がかかるだけなので
妊娠6週ごろになっている
1週間後にしましょう、
という流れになりました。
受診時は、私もまだ
「100%中絶」とまでは決めきれなくて
夫も産む方向で考えていたので
「まだ中絶を迷っています」と伝えて
手術の説明を受けました。
手術するにあたって、
術前検査が必要で
心電図検査と血液検査をして
手術できる体かどうかを
チェックする必要があるとのこと。
ただ、
これには費用が発生してしまい(2万円程度)
中絶しなかった場合、
無駄になってしまうという場合も。
ただ、運悪く翌日からは
お盆休みに入ってしまって
病院自体がお休みになってしまうため、
今日術前検査を受けてしまったほうが
中絶する場合はスムーズに受けられる、
ということでした。
中絶については
予約しても直前まで
キャンセルOKとのことだったので
迷っている時間もなく
とりあえず術前検査を受けて帰る、
ということは夫に伝えて
その日に検査を受けました。
そして検査結果は問題なしだったので
中絶手術日と、
術後翌日の検診、1週間検診の
3日程予約を入れて
その日は帰宅しました。
とりあえず中絶するまでに
心の準備ができるという意味では
お盆休みが途中にあって
よかったのかもしれません。
病院の印象

結果としてはここにしてよかった、
と思う病院でした。
まず、助産師さんの対応が
とても私に合っていました。
「中絶」という
一般的にはあまり好ましくない
手術を希望する人を前にしても
スタッフの方々が
普通に、本当に普通に接してくれました。
張れ者扱いするでもなく、
機械のように冷たい扱いでもなく、
普通にやりとりが苦痛でなく
成立していました。
この説明、ほんと難しいんだけど。
私はどちらかというと、
親身になって
寄り添ってくれる
医療従事者が好きなタイプなので
もし手術の流れだけを
淡々と説明されていたら
多分印象いまいちだっただろうな
と思います。
でも、手術の流れを説明する助産師さんが
ほんと良い方で。
中絶そのものよりも
麻酔で意識が飛ぶことが怖かったんですが
それについてもちゃんと受け止めてくれて
「大丈夫ですよ」と返してくれたので
安心して
疑問に思っていることを
聞くことができました。
また、医師については
初日の診察時は
中絶を実際に行う医師ではなく、
別の病院からきている医師で
対応がいまいちでしたが(苦笑)
当日手術を担当してくれた院長は
とても感じが良く、
安心して受けることができました。
中絶当日まで
翌日からはお盆休みで、
私の仕事の方もお休みだったので
ひたすら眠気に従って寝ていました。
ただ、次男が保育園で
風邪をもらってきてしまい、
その風邪が私にもうつってしまったので
つわりで気持ち悪いうえに
咳と鼻水が止まらない
散々なお盆休みでした。
体調が絶不調だったということもあり
「このまま妊娠を続けるのは無理」というのが
頭にずっとあって、
自分の中で中絶への意志が
どんどん固まっていくのを
感じながら過ごしました。
「せっかくお腹に来てくれたのに
ごめんね」と
お腹の赤ちゃんに
申し訳ない気持ちも抱えながら。
中絶当日
当日は午前0時から絶食、
朝6時から水分断ちとなりました。
絶食の方はまぁ仕方ないとして、
水も飲めない状況は
ちょっときつかったです。
夏だしね。
術後は回復室で2時間ほど
安静にすることになっていたので
もしかするとその時に
何か軽く食べられるかもと思い、
コンビニで飲み物や食べ物を準備して
病院へ向かいました。
病院で受付をして
お会計を先にを済ませると
診察するときとは
違う部屋へ呼ばれて向かいました。
術後に過ごす予定の
回復室で荷物を置き、
準備をしてからオペの部屋へ。
「いかにもオペ室だなぁー」
という部屋に案内され
ベッドに横になりました。
横になってしばらくすると
担当する院長が登場。
院長は「大丈夫だからね〜」と
明るく対応してくれました。
点滴の針が刺されてしばらくすると
「今から眠くなるお薬を
入れていきますね」と
スタッフの声。
どんな感じで
意識がなくなるのかなーと
考えていたら
いつのまにか眠っていました。
以前心療内科で
睡眠導入剤を
処方されたことがあり
デエビゴという
一番弱い薬だったのですが
それを飲んだ時は
金縛りにあって
無理やり
意識が遠ざけられる感じだったので
とても怖い印象が残りました。
その時の記事はこちら
それもあって
全身麻酔で意識がなくなることに対して
恐怖心が強かったのですが
実際は「すぅー--っ」と
自然に意識がなくなって
怖いことは何もなかったです。
ただ、眠っている最中に
夢でうなされていて
息子が私のお腹の上に乗ってきて
「のってこないでー」と
絶叫していました。
気が付くと
現実でも泣いていて
夢見が悪かったなぁ
と思っていたんですが
実は後から、
動かないようにスタッフの人が
私の体を押さえていたのが
どうも夢に反映されたようだったのでした。
麻酔をしていて
手術中の痛みは
全然感じなかったけれど、
術中に痛みで体が反応して動いたため
スタッフの方が
私の体を固定してくれていたようでした。
というわけで、
麻酔での手術の体感としては
いつの間にか意識が飛んで、
気が付いたら泣いて目が覚めて、
手術も終わってた、という感じでした。
痛くなかったし怖くなかったです。
部分的に麻酔をする局所麻酔も選べたんですが、
全身麻酔でよかったです。
手術は10分ほどで終わっていました。
術後

術後は隣の回復室に戻って
痛み止めの点滴を受けながら
ずーっとひたすら横になっていました。
術後しばらくは、
弱い生理痛のような痛みが
下腹部にありました。
何か食べられるかなと思っていたんですが
そんな気力もなく。
「途中トイレに行きたいなど
何かあればナースコールを押してください」
と言われた以外は
特に何もなく時間が過ぎていきました。
ただ、のどが渇いたので
一応ナースコールで
スタッフを呼んで確認すると、
逆流する場合もあるので
監視している状態でお水を飲んでください、
ということになり
回復室では本当に寝ていただけでした。
スマホも横に置いていましたが
時間を確認する以外は
使う気力がわきませんでした。
2時間たって点滴が終わると
診察室に呼ばれて内診があり、
異常がないことを確認して
帰宅となりました。
翌日の検診
土曜日手術の月曜日受診だったので
正確には翌々日検診ですが
通常は翌日に検診があります。
この時に、
今後避妊をどうしていくのかを
スタッフの方と話をしました。
私としては
本当は次の生理から
低用量ピルを飲む予定だったので、
その方向で避妊するという風に
話を進めました。
この後は1週間後に
子宮の戻り具合を確認するため
もう一度受診することになっています。
手術当日に
子宮収縮剤と抗生剤を
2日分もらいましたが
翌日は産後の後陣痛ほどの痛さはなく
普通に過ごせています。
おわりに

というわけで、長くなりましたが
中絶体験記をまとめてみました。
せっかくお腹に来てくれたのに
私によんちゃんを
迎え入れるだけの力がなくて
ごめんね。
これからは望まない妊娠に繋がらないよう
気を付けていこうと思います。
今回まとめた体験記も
必要としているだれかの参考になれば幸いです。
読んでくれてありがとうございました。
中絶費用はどれくらいかかったのかについてはこちらに書いています。
その後は低用量ピルを飲んで避妊してます。
生理も軽くなっていい感じです。